1.はじめに
2.今日のお寺
〜千の仏に会う春〜
三十三間堂

2-1. あひる如来から一言

「千の仏に会う春」、なんとも尊い響きじゃろ?
春の三十三間堂は、静かでやわらかくて、心がすぅ〜っと軽くなるんじゃ。
そんな場所を、ワシといっしょにのぞいてみようかの。
わしは、京都・奈良・東京を気ままに行き来しとるんじゃが、京都に来たときに必ず立ち寄るのが、この三十三間堂なんじゃ。ここはのう、わしのお気に入りの場所でな、何度訪れても心がしんと落ち着くんじゃよ。
2-2. あひる如来の三十三間堂解説
三十三間堂は、正式には「蓮華王院(れんげおういん)」。
お堂のなかには、千体の千手観音さまがズラリ。

堂内には、三十三間堂オリジナルのお線香が焚かれていてな、これがまた、たまらんのじゃよ。
香りをかぐたび、羽の奥までしんわりと仏さまのぬくもりがしみてくるんじゃ。
1つ1000円で購入できるんじゃ(※2025年5月20日現在)。
わしは毎回、巣の中でもお線香を焚くからのう、ありがたさをお持ち帰りするように、たくさん買って帰るんじゃよ。

そして中央には、ひときわ大きなご本尊──中尊の観音さまが鎮座しておられるんじゃ。
外の春風と、堂内の静けさの対比がたまらんのう…。

2-3. 三十三間堂の歴史
建てられたのは、1164年だが、現在の本堂は、創建時の建物は火災で焼失したため、1266年(鎌倉時代)に再建されたものなのじゃ。
後白河法皇が「戦や病の世をなんとか穏やかに」と願ってつくらせたお堂なんじゃ。
三十三間という名前は、お堂の柱間(三十三間分)から来ておる。
仏教では観音さまが三十三の姿に変わるという教えがあるんじゃぞ。

2-4. 三十三間堂の見どころ
- 千体千手観音立像:一体一体が少しずつ違うお顔。心に似た仏さまがきっとおる。
- 風神雷神像:自然のエネルギーを感じる神々。迫力があるが、どこかやさしい。
- 春の境内:静かでやわらかい春の光。草や石のぬくもりが心をほどいてくれるぞ。

2-5. あひる如来の三十三間堂案内
春は三十三間堂のおすすめ時期。冬の冷たさが和らぎ、観光客も少なめ。
お堂の中で静かに観音さまを見つめれば、自分の中のざわめきがすぅーっと静まっていくんじゃ。

2-6. 三十三間堂の御朱印
御朱印は「蓮華王院」という正式名でいただけるぞ。
蓮の印が押された、美しい御朱印は、春の日の思い出にもぴったりじゃ。

3.三十三間堂の写真ギャラリー



4.三十三間堂の詳細情報
4-1. お寺の名前
三十三間堂
(正式名称:蓮華王院 三十三間堂)
4-2. 三十三間堂の宗派
天台宗(本山:妙法院)
4-3. 三十三間堂の住所
〒605-0941 京都市東山区三十三間堂廻町657
4-4. 三十三間堂のアクセス
京都駅から:徒歩約20分/バスで約10分(博物館三十三間堂前下車)
タクシー:約7分
駐車場:有(普通車50台程度)
- ・バス停「博物館三十三間堂前」下車すぐ
京都駅からの場合、市バス100、206、208系統で約10分。
※所要時間は目安のため、時間帯、道路状況によって変わる場合があります。 - ・京阪電車「七条駅」2番出口より徒歩約7分
4-5. 三十三間堂の営業時間
- 4月1日~11月15日 8時30分~17時
- 11月16日~3月31日 9時~16時
4-6.三十三間堂の料金(拝観料など)
一般600円(550円)
中高生400円(350円)
小学生300円(250円)
クレジットカード:使用不可(現金のみ)
※括弧内は団体料金(25名以上)
障がい者手帳・療育手帳のご提示で本人と介助者1名の拝観料が半額となります。
4-7. 三十三間堂の公式サイトURL
公式サイト:
https://www.sanjusangendo.jp
電話番号:
075-561-0467(受付時間:8:00〜17:00)
Instagram:
sanjusangendo_temple
4-8. あひる如来の補足情報
- 堂内は写真撮影禁止じゃ。心の目でしっかり焼きつけておくれ
- 近くには京都国立博物館や豊国神社などもあるぞい
- ベンチでお団子を食べながらひとやすみ…それもまた修行じゃ
5.三十三間堂にちなんだ今日の一句
春風や
千のほほえみ
ひとつずつ
心の奥に
咲く観音像
6.あひる如来から最後に一言(ほっこりしたまとめ)

春の三十三間堂は、静けさと光がやさしく溶け合う場所じゃったのう。
仏さまの前で、ただ自分の心を感じる──そんな時間は、何にも代えがたいものじゃ。
そなたの今日の一歩が、
いつかの誰かの光になりますように。
ほっこりしたかの?それなら、ワシはうれしいぞ。
おお、そなたか。ふむふむ、今日もよくぞ来たのう。
あひる如来、今日もごろりと京都の空気に溶け込みながら、心にしみる場所をそっと教えてしんぜよう。
春の陽ざしが心をくすぐる季節じゃのう。ふわふわとあたたかな風に乗って、今回は「三十三間堂」へとご案内じゃ。