目次
1. はじめに
2. 今日のお寺
成田山新勝寺

2-1. あひる如来から一言
「よく来たのう。ここはな、空海さまのお不動さまが、まことに尊く鎮まっておるところなんじゃ。
春の成田はな、桜がひらひら舞って、仏さまもきっとニコニコじゃぞ」
門の先に進むと急な階段があるのじゃ。がんばって登るのじゃ。

階段を登り切ると、視界が開ける!!!ふう。やっと登り切った。

後ろを振り返ってはいけない。なぜなら急すぎて、足がブルブル震えてるのじゃ・・・。

2-2. あひる如来の成田山新勝寺解説
成田山新勝寺(なりたさん しんしょうじ)は、千葉県成田市にある真言宗智山派の大本山。
全国から年間1000万人以上が訪れる、関東屈指の霊場じゃ。
御本尊は、不動明王さま。
この不動さまは、なんと弘法大師・空海さまが自ら彫られたとされる秘仏じゃ。
そのお姿は公開されておらんが、祈りはちゃんと届くんじゃぞ。
毎日行われている「御護摩祈祷」では、火の力で煩悩を焼き払い、心を清める大切な修法が行われておる。
あの荘厳な炎を見ていると、「ああ、人生ってありがたいなあ」と、ふにゃっと思えてくるのう。

2-3. 成田山新勝寺の歴史
成田山新勝寺の歴史は、平安時代中期の天慶3年(940年)にさかのぼる。
当時、関東で「平将門の乱」という大きな騒動が起きておってな、朝廷はこの乱を鎮めようと、
寛朝大僧正というお坊さんに命じて、空海作の不動明王像を京都・神護寺から関東へと運ばせたんじゃ。
その途中、下総の国・成田で護摩供養をしたところ、まるで奇跡のように乱が平定された。
そのご利益に感動した朱雀天皇が、「ここにお寺を建てるのじゃ〜!」とおっしゃって、
「神護新勝寺」という名前を授けたというわけなんじゃ。
その後、江戸時代には歌舞伎役者の市川團十郎が成田山信仰を広め、庶民の間でも人気に。
今でも「芸能人がこっそり訪れる寺」としても知られておるぞ。
2-4. 成田山新勝寺の見どころ
- 総門:2008年再建、高さ約15mの表門。
- 仁王門:金剛力士像を祀る、重要文化財。
- 大本堂:御護摩祈祷が行われる中心の御堂。
- 三重塔:江戸時代建立の美しい塔。
- 釈迦堂・光明堂:旧本堂で、それぞれ重文指定。
- 平和大塔:写経体験ができる霊光殿が併設。
- 成田山公園:東京ドーム約3.5個分、春は桜が満開。

上の写真は平和大塔じゃ。趣きがあるのう。
2-5. あひる如来の成田山新勝寺案内
わしはな、毎年春になると、ここに来て花の香りにうっとりしながら、大本堂でそっと手を合わせるんじゃ。
公園のベンチでおにぎり食べながら見る桜は、仏さまが笑ってるように見えるんじゃよ。

実は成田山でも写経体験ができるのじゃ!一回2千円で専用の机で写経体験をすることができるので、ぜひ心を落ち着かせてお手本の上から書いていこう・・・。下の写真はお手本じゃ。

30分後・・・下の写真はわしの字じゃ。如来のくせに・・・と言うなよ〜

さらに奥に進むと、愛染明王の祀られている光明堂(こうみょうどう)が見えてくる。

愛染明王とは、愛欲や煩悩すらも仏道に変える力を持ち、「縁結び」や「恋愛成就」「夫婦和合」のご利益で有名な明王さまじゃ。
火焔を背負い、赤いお姿で表されることが多く、五鈷杵(ごこしょ)や弓矢を持っておられるのが特徴じゃな。
良縁成就の絵馬もあるぞよ。

さらに進むと奥の院へと続く道がある。

やっ視界が開けた!

さらに進むと、奥には池や書道美術館がある。時間があれば寄ってもらいたいのじゃ。

たまたま開催していた企画展じゃ。

でかいのう!!!

2-6. 成田山新勝寺の御朱印
大本堂・釈迦堂・光明堂・平和大塔など複数で授与。各300円じゃ。
御朱印帳をお忘れなくのう。時間の都合上、1つしか御朱印できなかったのが残念じゃ。

空と、ミニ五鈷杵(ごこしょ)と平和大塔のコントラストも最高じゃのう〜。

2-7. あひる如来のワンポイント
朝いちの御護摩祈祷は比較的空いておるぞ。
静かな空気のなかで、そっと祈ってみるのがよいのじゃ。
3. 成田山新勝寺の写真ギャラリー

4. 成田山新勝寺の動画ギャラリー
準備中じゃ。
5. 成田山新勝寺の詳細情報
5-1. お寺の名前
成田山新勝寺
(正式名称:成田山明王院 神護新勝寺)
5-2. 宗派
真言宗智山派
5-3. 創建者
寛朝大僧正(不動明王像は弘法大師空海作と伝わる)
5-4. ご本尊
成田山新勝寺のご本尊は、
不動明王(ふどうみょうおう)
正式には「成田山不動明王」と称され、
真言宗智山派の大本山である成田山新勝寺において、
最も大切に祀られている仏さま。
この不動明王は、弘法大師・空海が自ら彫刻したと伝わるもので、
秘仏(ひぶつ)として通常は公開されていません。
また、毎日行われる「御護摩祈祷(ごまきとう)」では、
この不動明王の前で火を焚き、祈りとともに煩悩を焼き清める修法が行われています。
この「火」の力が、ご本尊・不動明王の最大の象徴とされておるのです。
5-5. 住所
〒286-0023 千葉県成田市本町347
5-6. アクセス
- JR成田駅・京成成田駅から徒歩約10分
- 駐車場:あり(有料)
5-7. 営業時間
6:00〜17:00(季節によって変動あり)
成田山新勝寺の境内は終日開放されていて、24時間入ることが可能
5-8. 拝観料など
- 拝観:無料
- 写経体験:2,000円(60分)
- 御朱印:各300円
- クレジットカード:不可
5-8. 公式サイト・電話番号
公式サイト
https://www.naritasan.or.jp
5-9. あひる如来の補足情報
初詣は混雑必至。早朝が吉ぞ。
本堂近くの茶屋の甘酒と団子、春は特に格別なんじゃ。

6. 成田山新勝寺にちなんだ今日の一句
花の風
護摩の炎に
祈り飛び
あの空越えて
春ぞひらけり
7. あひる如来から最後に一言
人はな、祈ることで少しずつ強くなれるもんじゃ。
「ありがとう」と言える心、それが仏さまからの贈り物なんじゃよ。
成田山新勝寺、春にぴったりの心のよりどころじゃ。ぜひ行ってみるのじゃぞ。

わしは京都・奈良・東京のお寺やカフェ、銭湯をふわふわナビゲートしているあひる如来じゃ。
今日はちょっと遠出して、千葉にあるありがた〜いお寺「成田山新勝寺」を紹介するぞ。
春風に誘われて、心の旅に出かけようかのう。