川崎大師 平間寺/神奈川(川崎)

川崎大師(神奈川)の写真
あひるメディアオリジナル写真

1. はじめに

あひる如来

京都・奈良・東京の旅を案内しておる、あひる如来じゃよ。
今日も尊いご縁に導かれて、心がふわっと軽くなるような場所へご案内するぞ〜。

2. 今日のお寺

〜空海の息づくお寺〜

川崎大師 平間寺(かわさきだいし へいけんじ)

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2-1. あひる如来から一言

よく来たのう。ここ川崎大師はのう、厄除けで名高い、東国の守り神のような存在じゃ。
厄を払うとは、心のモヤモヤもスッキリ洗い流すこと。まるで水風呂に入った後のような清らかさになるんじゃよ。

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2-2. あひる如来の川崎大師解説

ふむふむ、川崎大師は正式には「金剛山金乗院平間寺(こんごうざん きんじょういん へいけんじ)」と申す。
真言宗智山派の大本山で、特に「厄除け大師」として全国にその名を馳せておるんじゃ。

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その創建は平安時代の終わり、1128年(大治3年)までさかのぼるぞ。平間兼乗(ひらまかねのり)という信心深い武士が、夢のお告げを受け、海から弘法大師像(空海)を引き上げたことに始まるんじゃ。

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それを迎え祀るために、尊海上人(そんかいしょうにん)が建立したのがこの寺のはじまりじゃの。
江戸時代には徳川将軍家の信仰も受け、庶民のあいだでも「厄除けといえば川崎大師」というほど人気を集めておった。

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今でも初詣の参拝者数は日本でもトップクラス。人々の「願いを託す場所」として、年中多くの方が訪れておるぞ。

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2-3. 川崎大師の歴史

昔むかし、武蔵国(いまの神奈川県あたり)に、平間兼乗という武士が住んでおった。
彼は戦で大きな罪を犯したと悔い、日々、海辺で供養の念仏を唱えておったという。
ある夜、夢に弘法大師が現れ、「海の底からわしの像を引き上げて祀りなさい」と告げたのじゃ。

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そのお告げの通り、海から弘法大師像を引き上げ、尊海上人の助けを得て平間寺が建立されたのじゃな。

江戸時代には、東海道五十三次の宿場町・川崎宿のすぐ近くという立地もあり、参詣者でにぎわったぞ。

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また、江戸の火消しや町人たちのあいだでも「お大師さまにお願いすれば厄が落ちる」として大人気じゃった。

戦後の復興も早く、本堂や五重塔などが再建され、いまでは年間一千万人を超える人々が訪れる霊場となっておる。

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まさに、現代にも生きる“厄除けの聖地”じゃな。

2-4. 川崎大師の見どころ

  • 大本堂:荘厳な雰囲気漂う本堂では、護摩祈祷が行われるぞ。
  • 八角五重塔:昭和59年に再建された、美しき朱色の塔じゃ。
  • 不動堂:迫力ある不動明王像と、静寂な空間が心を整えてくれる。
  • 仲見世通り:名物「とんとこ飴」や厄除けだるまなど、見るだけで楽しいぞ。

2-5. あひる如来の川崎大師案内

まずは仲見世をぷらりと歩いてみるがよい。とんとことんとこ、包丁の音が聞こえてきたら「とんとこ飴」じゃ。
飴を切る音もまた風流。ひとつ買って、口に入れると、どこか懐かしき甘さが広がるぞ。

本堂では、護摩祈祷が毎日行われておる。炎の前で願いごとを唱えると、不思議と心がすっと軽くなるぞ。
そして五重塔のまわりをぐるりと歩いて、静けさと朱色の美しさに包まれるとよい。

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帰り道には、厄除けだるまをひとつ手にしてみるのもよいぞ。願いを書き込んで、心の整理をしてみるんじゃ。

2-6. 川崎大師の御朱印

御朱印は本堂横の御朱印所でいただけるぞ。
「厄除弘法大師」の文字が力強く、押される墨の香りがまた尊いのじゃ。
季節限定の御朱印や、オリジナル御朱印帳もあるから、集めるのが楽しくなるのう。

川崎大師の御朱印
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2-7. あひる如来のワンポイント

川崎大師で大切なのは、「厄を払う」ことじゃが、それは「心の中の小さな執着や不安」を手放すことでもある。
ほっこりした心で帰れるよう、お香の香りや祈りの声にも耳を澄ませてみるとよいぞ。

3. 川崎大師の写真ギャラリー

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5. 川崎大師の詳細情報

5-1. お寺の名前

川崎大師
(正式名称:金剛山金乗院平間寺)

5-2. 川崎大師の宗派

真言宗智山派

5-3. 川崎大師を創建した人や教祖

尊海上人と平間兼乗

5-4. 川崎大師のご本尊

弘法大師(空海)

5-5. 川崎大師の住所

神奈川県川崎市川崎区大師町4-48

5-6. 川崎大師のアクセスと最寄駅

京急大師線「川崎大師駅」から徒歩約8分
東京駅から電車で約35分
駐車場あり(有料・周辺に多数コインパーキングもあり)

5-7. 川崎大師の営業時間

本堂:6:00~17:30(季節により変動あり)

詳しくはこちら

5-8. 川崎大師の料金(拝観料など)

無料(護摩祈祷は別途志納金あり)
クレジットカード:不可

5-9. 川崎大師の公式サイトURLと電話番号

公式サイトURL:https://www.kawasakidaishi.com/
電話番号:044-266-3420

5-10. あひる如来の補足情報

毎年の初詣はとくに混雑するので、平日の早朝や夕方の参拝がおすすめじゃ。
お香のにおいと祈りの響きに包まれて、きっとよき心の旅になるじゃろう。

6. 川崎大師にちなんだ今日の一句

厄払う 火の音高く 願い込め
だるまに託す 春の静けさ

7. あひる如来から最後に一言

ふむふむ、今日も尊い時間をありがとうのう。
ほっこりしたかの?それなら、ワシはうれしいぞ。
また次の旅で、心の扉をそっと開けて待っておるぞ〜。