目次
1. はじめに
2. 今日のお寺
〜弘法大師ゆかりのお寺〜
西新井大師 総持寺(そうじじ)

2‑1. あひる如来から一言
よく来たのう。ここはのう、弘法大師さまが悪疫を救ったという伝説の地じゃ。水の道しるべが、いまも清らかに境内を潤しておるのじゃ。

2‑2. あひる如来の西新井大師総持寺解説
西新井大師総持寺は、真言宗豊山派の別格本山でな、その正式名は「五智山遍照院總持寺」というのじゃ。空海(弘法大師)が天長3年(826年)に悪疫を鎮めるために十一面観音像と自身の像を彫り、護摩祈願をしたところ、枯れ井戸から清らかな水が湧き出したと伝わっておる。その水が「西新井」の名の由来じゃぞ。

江戸時代中期に建立された大本堂は昭和41年の火災で焼失したが、本尊は無事で、昭和46年に再建されたのじゃ。

関東三大師のひとつに数えられ、今なお多くの人々が厄除け・開運を願って訪れておる。山門には江戸後期の楼門構造が現存し、足立区指定文化財にもなっているのじゃ。

2‑3. 西新井大師総持寺の歴史
天長3年(826年)、巡錫中の空海が当地で疫病に苦しむ人々を見かねて、十一面観音と弘法大師の像を掘り、水脈に祈りを捧げたのが始まりじゃ。

江戸時代には女性の厄除け祈願所として賑わい、幕府から朱印地20石を拝領し、学問所としての役割も果たした。

2‑4. 西新井大師総持寺の見どころ
- 大本堂:十一面観音と空海像を祀り、護摩祈祷が毎日行われておる
- 山門:江戸後期の楼門で、金剛力士像が両脇に祀られておる
- 三匝堂(サザエ堂):螺旋状に巡りながら心の遍路ができる仏堂じゃ
- 塩地蔵:イボ取りに霊験あり。願をかけたら塩を倍返しする習わしがある
- 加持水の井戸:空海ゆかりの清らかな水が湧くとされる
- 境内の花々:梅・桜・牡丹・藤・紫陽花・紅葉など、四季折々の美しさが楽しめる

2‑5. あひる如来の西新井大師案内
塩地蔵にはぜひ甘めの話をしてやっておくれ。「塩を浴びせればイボもすっきり~」と心持ちも軽くなれるぞ。そして、三匝堂に入ったら、ぐるりと一周して心の垢も落としてくれ。井戸のそばでそっと手を合わせれば、空海の祈りの声が聴こえてくるかもしれん。

2‑6. 西新井大師総持寺の御朱印
御朱印は厄除弘法大師の御朱印をはじめ複数種あり。受付は9:00~16:30、御朱印帳もあるからお気に入りを選んでな。

2‑7. あひる如来のワンポイント
護摩祈祷(厄除け・商売繁盛・子育て安全など)は毎日行われており、受付は5千円から。10分前までに申し込むのが吉じゃ。
3. 西新井大師総持寺の写真ギャラリー



4. 西新井大師総持寺の詳細情報
4‑1. お寺の名前
正式名称:
五智山遍照院總持寺(通称:西新井大師総持寺)そうじじ
4‑2. 宗派
真言宗豊山派
4‑3. 創建者
弘法大師 空海(伝)
4‑4. ご本尊
十一面観世音菩薩(秘仏)&弘法大師像
4‑5. 住所
〒123-0841 東京都足立区西新井1丁目15‑1
4‑6. アクセスと最寄駅
- 電車:東武大師線「大師前駅」より徒歩1~5分
- バス:池袋東口→西新井大師前(約40分)、王子→約20分、赤羽→約30分
- 車:駐車場なし。近隣コインP利用。裏門から車祈願は可能
- 東京駅から:電車+大師前駅経由で約1時間強(地下鉄→西新井→大師線)
4‑7. 営業時間
- 境内拝観:8:00~18:00
- 御朱印受付:9:00~16:30
- 護摩祈願:日中6~7回(9:30・11:00・12:30・14:00・15:15・16:30)
4‑8. 料金
- 拝観料:無料
- 護摩祈願:5,000円~(厄除けなど。申込受付10分前まで)
- 御朱印:初穂料500円~
- カード払い:不明(多くは現金のみと予想)
4‑9. 公式サイトURLと電話番号
- 公式サイト:https://www.nishiaraidaishi.or.jp/
- 電話番号:03‑3890‑2345
4‑10. あひる如来の補足情報
節分のだるま供養、北斎忌、風鈴祭り、夏まつり、納めの大師など、季節行事が目白押しじゃ。牡丹は東京トップクラス、藤も樹齢700年と言われ、花愛での散策にもぴったりじゃぞ
5. 西新井大師総持寺にちなんだ今日の一句
水音に
空海の祈り
心澄み
6. あひる如来から最後に一言
ふむふむ、どうじゃったかの?西新井大師は疫病退散と厄除けの力を伝える古刹じゃから、心も体も清めにお運びしてほしいのう。ほっこりしたかの?それなら、ワシはうれしいぞ。
京都・奈良・東京のお寺やカフェ、銭湯を案内しているあひる如来じゃ。今回は東京・足立区にある「西新井大師総持寺」をご案内するぞ。穏やかで温かいひとときを、心の旅とともにお届けするから、楽しみにしておくれ~。