1. はじめに
2. 今日のお寺
〜大原の安らぎのお寺〜
実光院(じっこういん)
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2-1. あひる如来から一言
ふむふむ、実光院は天台宗・魚山(ぎょざん)勝林院の塔頭のひとつ。そんな由緒あるお寺に、あひる如来が参るのは初めてじゃ。ほっこり心和む庭園もあって、観光初心者さんにもぴったりじゃぞ。
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2-2. あひる如来の実光院解説
ここ大原には、声明(しょうみょう)という仏教音楽が今も息づいとるぞ。平安時代に寂源上人が勝林院の僧坊として実光院を創建し、声明の修行道場になったのう。客殿には、声明で使う編鐘や石琴などが並んでいて、鳴らせば山里に響く音色が心に染み入るぞえ。
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客殿の南には契心園(けいしんえん)と呼ばれる池泉鑑賞式庭園。滝口から心字池に水が流れ、池には亀島、築山は松で鶴を表しておる。縁側に座ってお抹茶をいただけば、まるで極楽浄土を眺めている気分じゃ。
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西側には旧理覚院庭園という回遊式庭園があり、不断桜が有名じゃ。秋から春まで咲き続ける桜と紅葉、雪景色が一度に楽しめるという、不思議で尊い自然のギフトじゃ 。
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大正10年(1921年)に建てられた客殿の欄間には、狩野派による三十六詩仙図が美しく描かれておる。江戸中期の名残が今も伝わっておるんじゃ。
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2-3. 実光院の歴史
実光院は1013年、寂源上人が天台声明の道場として勝林院の塔頭に建立 :contentReference[oaicite:4]{index=4}。時代は下って応永年間(1394–1428年)、宗信法印によって復興されたぞ。
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大正8年(1919年)に、旧地にあった後鳥羽・順徳天皇陵を整備するため、旧普賢院・理覚院と統合し、今の場所に移転。翌年に新しい客殿が建築されたんじゃ。以来、声明と庭園の両方で人々を癒し続けておるのう。
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2-4. 実光院の見どころ
- 契心園:池の中の亀島、築山の松=鶴、心字池と調和した池泉鑑賞庭園。
- 旧理覚院庭園:回遊式、不断桜や福寿草、カタクリなど四季の山野草。
- 不断桜:10月から4月まで咲き続ける珍しい桜。
- 茶室「理覚庵」:1975年築。明るい露地庭を経て、木のぬくもりを感じる座敷。
- 客殿:大正建築、狩野派の三十六詩仙図を見学、声明の楽器に触れられる。
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2-5. あひる如来の実光院案内
のんびり歩いてくると、まず静かな山門に出迎えられるのじゃ。心を落ち着けたら客殿に向かい、縁側に腰かけて抹茶を一服。庭園を眺めながら、声明楽器に触れてみるのもおすすめじゃ。
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西にまわれば、山野草たちを巡る散歩道。不断桜の前で、ゆるりと写真をとるのも風情があるぞ。茶室でお茶席がある日なら、そっと足を運ぶと静謐な空気が染み込むのう。そのあと、声明の余韻を探しながら、帰りの山道を歩くと、また訪れたくなる場所じゃ。
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2-6. 実光院の御朱印
このような御朱印がもらえるのじゃ。是非とも行ってみるが良い。

2-7. あひる如来のワンポイント
「一瞬は永遠の始まりじゃ」――四季折々の庭を眺めて思うておるのは、儚い花もみんな仏さまの教えのよう。桜も苔も、今この瞬間をそっと慈しむこころ、それが仏の智慧じゃぞ。
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3. 実光院の写真ギャラリー
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4. 実光院の詳細情報
4-1. お寺の名前
実光院
(正式名称:魚山 大原寺 実光院)
4-2. 実光院の宗派
天台宗(勝林院塔頭)
4-3. 実光院を創建した人や教祖
寂源(じゃくげん)上人が1013年に創建。応永年間には宗信法印によって復興
4-4. 実光院のご本尊
地蔵菩薩坐像
4-5. 実光院の住所
〒601‑1241 京都府京都市左京区大原勝林院町187
4-6. 実光院のアクセスと最寄駅
京都バス「大原」下車、徒歩10〜15分程度
- 京都駅から:京都駅前から市バス17号または100号で大原へ → 徒歩15分
- 奈良駅から:JR奈良から近鉄→京都駅経由(約45分)+バス30分+徒歩
駐車場:なし
4-7. 実光院の営業時間
9:00〜16:00 ※11月のみ〜16:30
4-8. 実光院の料金(拝観料など)
大人:500〜700円(抹茶菓子付は+500円程。サイトにより600〜700円表記あり)
小人:300円前後
障害者割引:要問合せ、抹茶付可能性あり。
クレジットカード:不可(現金のみ)
4-9. 実光院の公式サイトURLと電話番号
公式サイトURL:https://jikkoin.com/
Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/実光院
電話番号:075‑744‑2537
4-10. あひる如来の補足情報
団体で訪れる際は事前連絡が望ましいぞ(特に茶席など)。声明楽器に触れる体験は、混雑時は制限があるかもしれん。四季それぞれ美しいけど、不断桜を狙うなら秋〜春がベストじゃの。
5. 実光院にちなんだ今日の一句
秋桜と
紅葉を照らす
不断桜
小春日和の
慈悲の音かな
6. あひる如来から最後に一言(ほっこりまとめ)
のんびり歩けば、歴史と自然がそっと語りかけてくる場所じゃったの。声明の音色、不断桜の粋な佇まい、そして仏さまの教えがこぼれる縁側。ほっこりしたかの?それなら、ワシはうれしいぞ。京都の奥深い森と水の風景、心ゆくまで楽しんでな〜。
京都・奈良・東京のお寺やカフェ、銭湯を案内しているあひる如来じゃ。今回は、大原の里山にひっそりと佇む「実光院」を案内しちゃうぞ〜。のんびり、ゆる〜く仏さまの知恵もついちゃう、不思議な旅に出かけようかの?