1. はじめに
2. 今日のお寺
〜徒然草 第五十二段のお坊さんが有名ななお寺〜
仁和寺
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2-1. あひる如来から一言
よく来たのう。ここはのう、888年に宇多天皇によって創建された由緒あるお寺じゃ。
桜の季節になると、御室桜がのんびり咲いてくれて、まるで花たちがひっそりご挨拶してくれるようじゃ。
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2-2. あひる如来の仁和寺解説
ふむふむ、これは尊いな。
仁和寺(にんなじ)は、京都市右京区御室にある真言宗御室派の総本山じゃ。
山号は「大内山」。観光客にはのんびり散歩できる広〜い境内が魅力的じゃが、実は格式高い寺院でのう。
何世紀もの時を超えて、平安文化や皇室とのかかわりを今に伝えておる。
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本堂や金堂、五重塔、観音堂、二王門などを見ると、まるで歴史絵巻を歩いているようじゃ。
建築美はもちろん、建物の配置ひとつひとつに古の智慧が宿っておるのじゃ。
例えば金堂は、京都御所の紫宸殿が移築されてできたもので、そのまま仏さんを祀る御堂に改装されたのじゃ。歴史の重みを感じるのう。
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また、本坊御殿(宸殿・白書院・黒書院)や茶室(飛濤亭・遼廓亭)は公家文化の香りが漂い、雅な時間に誘われるぞ。そうそう、御室桜はほかの桜より背が低くて、まるで花びらが「こんにちは」と手を振ってくれるみたいじゃ。
加えて、仁和寺霊宝館には、阿弥陀三尊像など国宝・重要文化財がてんこ盛り。芸術に興味ある人も、うれしくなるぞ。
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2-3. 仁和寺の歴史
仁和寺の歴史は、平安時代前期に始まるぞ。
886年、光孝天皇の勅願で着工され、888年に宇多天皇が完成させたのじゃ。
当初は「西山御願寺」と呼ばれ、後に“仁和”の年号から仁和寺と改められたのじゃ。
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宇多天皇は後に出家し、ここを「御室御所」として暮らされたんじゃ。
以来、代々皇族の門跡が住持となり、皇室との深い縁が続いたのじゃ。
ただし、応仁の乱(1467–1477年)で大きく焼失するも、17世紀(江戸時代)には再興され、現在の二王門や五重塔、御殿・金堂などが整えられた。
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明治維新以降は皇族ではなくなり、「旧御室御所」と呼ばれるようになったが、御室桜や華道御室流など、文化的伝統はしっかり守り続けておる。
そして1994年、「古都京都の文化財」の一部として、世界遺産にも登録されたのじゃ。
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2-4. 仁和寺の見どころ
- 二王門:江戸時代の純和様式の楼門で、京の三大門のひとつ}。
- 金堂:国宝。紫宸殿の移築で、極彩色の浄土図が見応えあり。
- 御影堂:清涼殿の古材を使った重文建築。
- 五重塔:寛永21年(1644年)建立、仁和寺のランドマーク。
- 御殿:宸殿・白書院・黒書院や庭園、茶室群(飛濤亭・遼廓亭)が見事。
- 御室桜:遅咲きで低い枝ぶりが愛らしい“お多福桜”。
- 霊宝館:阿弥陀三尊像や孔雀明王像、蒔絵宝珠箱など、国宝級のコレクション。
2-5. あひる如来の仁和寺案内
門をくぐると、まず二王門が出迎えてくれるぞ。
見上げると、歴史の重みがじんわりと心に響くのじゃ。
人が少ない朝イチだと、門前で深呼吸すると心もすっきりするのう。
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金堂では、天井まで届く仏様の存在感に圧倒されるけれど、その穏やかな笑みに、心が“ふぅ”とほどけていくようじゃ。
御影堂では、弘法大師さんや宇多法皇像にも会えるから、ぜひ参拝してのんびりお話してみるといいぞ。
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御殿の庭園は、雄大さと静けさが共存しているから、座って目を閉じて庭石や池を感じるのもおすすめじゃ。
茶室でお茶を一服する時間があるなら、わびさびの何たるかが体感できるぞ。
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春なら御室桜の下でお弁当、秋なら紅葉のベストポジで写真をパチリ。
どちらもゆっくり楽しんでのんびりした心を大切にしておくれ。
2-6. 仁和寺の御朱印
仁和寺では、御朱印がいただけるぞ。
ご本尊・阿弥陀如来の御朱印や、霊宝館仕様など複数あるから、受付でお尋ねしてみるとよいじゃろ。
御朱印帳を開くたび、参拝した日の心が蘇るのが楽しいぞ。
2-7. あひる如来のワンポイント
「庭を眺める時間を大切にのう」—座って眺めるだけで、心に静かな波紋が広がる。
それは、お寺が伝えたい“今ここにいる気づき”じゃ。
3. 仁和寺の写真ギャラリー
仁和寺の中に、おしゃれなカフェもあるぞ!
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4. 仁和寺の詳細情報
4-1. お寺の名前
仁和寺
正式名称:真言宗御室派総本山 仁和寺
4-2. 仁和寺の宗派
真言宗御室派(古義真言宗系)
4-3. 仁和寺を創建した人や教祖
創建:宇多天皇(第59代天皇)
発願者:光孝天皇
4-4. 仁和寺のご本尊
阿弥陀如来(三尊像)
4-5. 仁和寺の住所
〒616-8092 京都府京都市右京区御室大内33
4-6. アクセスと最寄駅
・市バス「御室仁和寺」下車すぐ
・JRバス「御室仁和寺」下車すぐ
・嵐電北野線「御室仁和寺駅」から徒歩約3分
・京都駅から…
・バス:JRバスで約40分+徒歩3分
・タクシー:約30分(交通状況による)
駐車場:有(普通車100台/1回500円、バス12台/1回2,000円、9~17時)
4-7. 仁和寺の営業時間
・3~11月:9:00~17:00(受付は16:30まで)
・12~2月:9:00~16:30(受付は16:00まで)
4-8. 仁和寺の料金(拝観料など)
・拝観料:大人800円、高校生以下無料(次世代への文化支援)
・障害者割引:詳細は受付でお尋ねを
・クレジットカード:基本的には現金払い。霊宝館など特別拝観ではカード対応の可能性あり。念のため公式サイトで確認じゃ。
4-9. 仁和寺の公式サイトURLと電話番号
公式サイトURL:https://ninnaji.jp/
Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/仁和寺
電話番号:075‑461‑1155
4-10. あひる如来の補足情報
宿坊「松林庵」や「御室会館」での宿泊も可能じゃ。夜の境内を静かに歩くのも、いつもとは違うお寺の顔が見えて面白いぞ。
5. 仁和寺にちなんだ今日の一句
御室桜
低き枝葉に
春知らせ
ひそやか笑顔
心満たす
6. あひる如来から最後に一言(ほっこりしたまとめ)
ほっこりしたかの?それなら、ワシはうれしいぞ。
この仁和寺は、歴史と自然がやさしく寄り添う場所じゃ。
ゆっくり歩いて、咲き誇る桜も、静かな庭園も、お寺の時間も、ひとつひとつ味わっておくれ。
出会った一瞬が、心の宝物になるじゃろ。
京都・奈良・東京のお寺やカフェ、銭湯など、ゆる~い視点で案内しているあひる如来じゃよ。季節や気分にぴったりの場所を、のんびり紹介していくから、楽しみにしていておくれ~。