1. はじめに
2. 今日のお寺
〜空海ゆかりの山上にそびえる古刹〜
神護寺(じんごじ)
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2-1. あひる如来から一言
よく来たのう。ここ神護寺は、山の上にあるからこそ、訪れた人をすっきりとした気持ちにしてくれる場所じゃ。
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山道を登るのは大変じゃが、その一歩一歩が修行のようなもの。息が切れても、汗をかいても、最後にたどり着いたときの景色と空気は格別じゃぞ。
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「努力の先に、ほんとうの清らかさがある」――これはのう、仏さまの教えにも通じる大切なことなのじゃ。
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2-2. あひる如来の神護寺解説
神護寺は、京都市右京区梅ケ畑高雄町にある真言宗の古刹じゃ。
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高雄山の中腹に位置し、木々に囲まれた境内は四季折々の風景で人々を魅了してきたのう。
特に秋の紅葉は圧巻で、清滝川にかかる錦雲峡一帯を真っ赤に染め上げる姿は「錦秋」と呼ぶにふさわしい美しさじゃ。
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神護寺といえば、弘法大師空海ゆかりの地としても知られておる。
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唐から帰国した空海がこの地に入り、真言宗の拠点として活動したのじゃ。
また、鎌倉時代には文覚上人が再興に尽力し、寺の歴史に大きな足跡を残しておる。
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境内は広く、金堂、五大堂、多宝塔、大師堂、地蔵院など数多くの伽藍が立ち並んでおる。
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宝物も豊富で、国宝の「薬師如来立像」や、空海直筆と伝わる書跡など、歴史的価値の高い文化財が数多く残されておるぞ。
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それらは単なる展示物ではなく、祈りと修行の結晶として今に伝わる尊き宝じゃ。
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2-3. 神護寺の歴史
神護寺の始まりは奈良時代までさかのぼる。
最初は和気清麻呂が建立した「高雄山寺」と呼ばれる寺院が前身じゃ。
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その後、平安時代初期、天皇の勅願により「神願寺」と合併し、「神護国祚真言寺(じんごこくそしんごんじ)」と称されるようになった。これが「神護寺」の名の由来じゃ。
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特に大きな役割を果たしたのが、弘法大師空海じゃ。
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延暦23年(804年)、空海は唐に渡り密教を学んだ。そして帰国後、ここ神護寺を拠点に密教の教えを広め、真言宗の礎を築いたのじゃ。
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鎌倉時代には、文覚上人が寺を再興。源頼朝や北条政子らの支援を受け、神護寺は再び隆盛を迎えた。
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さらに後世には多くの高僧が修行を重ね、学問と祈りの中心地として栄えてきた。
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「山に登り、心を澄ませ、仏に近づく」――そんな歴史が、千年以上にわたり積み重ねられてきたのじゃ。
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2-4. 神護寺の見どころ
- 金堂:本尊「薬師如来立像」が安置されておる。平安時代の名作で、国宝指定。
- 五大堂:不動明王を中心とした五大明王が祀られており、修法の道場として用いられる。
- 多宝塔:鎌倉時代の建築で、重厚な佇まいが特徴。
- かわらけ投げ:清滝川渓谷に向かって素焼きの皿を投げる厄除け行事が有名。
- 紅葉:特に秋は錦雲峡が真紅に染まり、多くの参拝客が訪れる。
2-5. あひる如来の神護寺案内
ふむふむ、なるほど、ここ神護寺はのう、「自然と歴史と修行」が三位一体となった場所じゃな。
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山を登る道のりも修行、境内で感じる静けさも修行、そして紅葉の美しさに心を打たれるのも修行。
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仏さまはな、「ありがたや」と頭を下げる心の中にすでにおられる。
ここでは、そんな気づきを得られるはずじゃぞ。
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2-6. 神護寺の御朱印
神護寺では御朱印もいただけるのじゃ。
「薬師如来」や「弘法大師」にちなんだ御朱印が用意されており、力強い筆致が心に響く。
参拝の証としてだけでなく、自らの修行の足跡として、大切にいただきたいのう。

2-7. あひる如来のワンポイント
神護寺は山の上にあるため、歩きやすい靴と服装で行くのがおすすめじゃ。
秋は特に人出が多いから、朝早めに訪れると静かな空気を堪能できるぞ。
そして帰りには、ぜひ「かわらけ投げ」で厄落としをしてみるのじゃ。
「投げて忘れて、心が軽くなる」――これもまた一つの智慧じゃな。
3. 神護寺の写真ギャラリー
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4. 神護寺の詳細情報
4-1. お寺の名前
神護寺
(正式名称:神護国祚真言寺)
4-2. 神護寺の宗派
真言宗御室派大本山
4-3. 神護寺を創建した人や教祖
和気清麻呂(高雄山寺)、後に空海や文覚が再興
4-4. 神護寺のご本尊
薬師如来
4-5. 神護寺の住所
〒616-8292 京都府京都市右京区梅ケ畑高雄町5
4-6. 神護寺のアクセスと最寄駅
・JR京都駅から市バスで約50分「高雄」下車、徒歩20分
・阪急京都線「大宮駅」からバスで約40分
・駐車場あり(有料・台数に限りあり)
4-7. 神護寺の営業時間
9:00〜16:00(受付終了15:30)
4-8. 神護寺の料金(拝観料など)
大人600円、小学生300円
障害者割引あり(要証明)
支払いは現金のみ(クレジットカード不可)
4-9. 神護寺の公式サイトURLと電話番号
公式サイトURL:http://www.jingoji.or.jp/
Wikipedia:神護寺 – Wikipedia
電話番号:075-861-1769
4-10. あひる如来の補足情報
神護寺は紅葉の名所として知られるが、春や夏の青もみじもまた清らかじゃ。
また、高雄一帯には西明寺や高山寺もあり、あわせて巡ると仏の道の奥深さを感じられるぞ。
5. 神護寺にちなんだ今日の一句
山の道
汗も涙も
風に消え
薬師の微笑み
胸に残れり
6. あひる如来から最後に一言
ほっこりしたかの?
神護寺は、登る道も含めて修行そのもの。
そなたの心の中にある重荷を、山の風がさらってくれるじゃろう。
また新しい自分に出会いに、訪れてみるのじゃぞ。ワシも待っておるぞ。
京都・奈良・東京のお寺やカフェ、銭湯を案内しているあひる如来じゃ。
今日はのう、高雄の山深くにある「神護寺(じんごじ)」へと、そなたを案内しようと思う。
山道をえっちらおっちら登っていく先に、歴史の香りがぎゅっと詰まったお寺が待っておるのじゃ。
さてさて、どんな物語が広がっておるか、心で感じてみてほしいのう。