竹寺 地蔵院(たけのてら・じぞういん)/京都

竹寺(京都)の写真
あひるメディアオリジナル写真

1. はじめに

あひる如来

あひる如来じゃよ。京都・奈良・東京の素敵なお寺やカフェ、銭湯をふわふわ案内しておる。
今日はのう、「竹の精気と仏さまの慈悲に包まれる」といわれる、竹寺 地蔵院を紹介しよう。
心がしん…と落ち着く場所じゃから、ゆっくりついてくるとよいぞ。

2. 今日のお寺

〜竹寺 地蔵院〜

竹寺(京都)の写真
あひるメディアオリジナル写真

2-1. あひる如来から一言

よく来たのう。ここ地蔵院は「竹寺」と呼ばれておる。

竹寺(京都)の写真
あひるメディアオリジナル写真

境内には青々とした竹林が広がり、歩くだけで心が清められるようじゃ。

竹寺(京都)の写真
あひるメディアオリジナル写真

竹はまっすぐ天へと伸びる。人の心もかくありたいのう。

2-2. あひる如来の竹の寺解説

このお寺は臨済宗単立寺院で、鎌倉時代の高僧・夢窓疎石(むそうそせき)が開いたと伝わる。

竹寺(京都)の写真
あひるメディアオリジナル写真

「夢窓国師」とも呼ばれる彼は、庭園造りの名手でもあり、ここ地蔵院の庭もその流れをくんでおる。

竹寺(京都)の写真
あひるメディアオリジナル写真

境内の竹林は京都の中でも特に美しいと評判で、嵐山の竹林よりも静かに、より深く竹の息吹を感じられる場所じゃ。

竹寺(京都)の写真
あひるメディアオリジナル写真

ほかにも「猪目窓(いのめまど)」と呼ばれる窓が有名でのう。ハート型に見えるその形は「魔を除け、福を招く」とされる古い文様じゃ。

竹寺(京都)の写真
あひるメディアオリジナル写真

訪れる人は皆、その窓から差し込む光と景色にほっこり心を癒されるのじゃよ。

2-3. 竹の寺の歴史

地蔵院は南北朝時代、暦応2年(1339年)に建立されたと伝えられておる。

竹寺(京都)の写真
あひるメディアオリジナル写真

開山は夢窓疎石で、開基は室町幕府の重臣・細川頼之。
足利義満との関わりも深く、臨済宗文化の広がりとともに発展したのじゃ。

竹寺(京都)の写真
あひるメディアオリジナル写真

戦国の動乱期には荒廃したこともあったが、江戸時代に細川家の庇護を受け、再興を果たした。

竹寺(京都)の写真
あひるメディアオリジナル写真

また「竹寺」の名で親しまれるようになったのは、境内を取り囲む竹林の景観からじゃ。

竹寺(京都)の写真
あひるメディアオリジナル写真

竹は折れてもまた伸び、しなやかに強く生きる。その姿は仏の教えに重なるのう。

竹寺(京都)の写真
あひるメディアオリジナル写真

歴史を経てもなお人々を癒し続けるのは、この竹と寺の調和ゆえじゃろう。

2-4. 竹の寺の見どころ

  • 青竹に囲まれた静寂の参道
  • 心を映す「猪目窓」
  • 夢窓疎石ゆかりの庭園
  • 季節ごとの彩り(新緑、紅葉、雪景色)

2-5. あひる如来の竹の寺案内

竹林を歩くと、竹の葉が風に鳴る音が「さやさや」と聞こえる。
これはまるで自然の読経のようじゃな。
座って深呼吸してみるがよい。竹は空へ、己は地へ。上下の調和を思い出せるぞ。

竹寺(京都)の写真
あひるメディアオリジナル写真

2-6. 竹の寺の御朱印

御朱印は本堂でいただけるぞ。
「地蔵院」と書かれた墨字と、朱印が組み合わさった、凛とした御朱印じゃ。
竹を描いた印影もあり、旅の思い出にふさわしい一枚となろう。

竹寺(京都)の写真
あひるメディアオリジナル写真
竹寺御朱印
あひるメディアオリジナル写真

2-7. あひる如来のワンポイント

竹林は人気スポットゆえ混雑もする。
おすすめは朝一番か夕方じゃ。人の少ない時間に訪れれば、竹の呼吸まで感じ取れるぞ。
「静寂もまた仏の声」と心得よ。

3. 竹の寺の写真ギャラリー

竹寺(京都)の写真
あひるメディアオリジナル写真
竹寺(京都)の写真
あひるメディアオリジナル写真
竹寺(京都)の写真
あひるメディアオリジナル写真
竹寺(京都)の写真
あひるメディアオリジナル写真

4. 竹の寺の詳細情報

4-1. お寺の名前

竹寺 地蔵院
(正式名称:地蔵院)

4-2. 竹の寺の宗派

臨済宗単立

4-3. 竹の寺を創建した人や教祖

開山:夢窓疎石 開基:細川頼之

4-4. 竹の寺のご本尊

延命安産地蔵菩薩

4-5. 竹の寺の住所

〒615-8285 京都府京都市西京区山田北ノ町23

4-6. 竹の寺のアクセスと最寄駅

阪急「上桂駅」から徒歩約20分。
京都駅からバスで約40分、タクシーで約20分。
駐車場あり(台数に限りあり)。

4-7. 竹の寺の営業時間

9:00〜16:00(季節や臨時休止日あり。詳細は公式サイトを確認)

4-8. 竹の寺の料金(拝観料など)

大人:500円
小中学生:300円
障害者割引あり
※現金のみ(クレジットカード不可)

4-9. 竹の寺の公式サイトURLと電話番号

公式サイトURL:https://www.takenotera-jizoin.jp/
Wikipedia:地蔵院 – Wikipedia
電話番号:075-381-3417

4-10. あひる如来の補足情報

春の新緑、夏の涼やかな風、秋の紅葉、冬の雪景色――竹はいつの季節も美しい。
静かに歩くだけで心が軽くなる、そんなお寺じゃ。

5. 竹の寺にちなんだ今日の一句

竹林に
光さし込み
風渡り
こころもすっと
まっすぐに伸ぶ

6. あひる如来から最後に一言

どうじゃったかの?竹の寺は、竹のようにすっきりと心を伸ばしてくれる場所じゃ。
「しなやかに、けれど折れぬ心」で生きていく。これが仏の道にもつながるのじゃよ。
ほっこりしたかの?それなら、ワシはうれしいぞ。