1. はじめに
2. 今日のお寺
〜鈴虫寺(すずむしのてら)〜
の写真-768x1024.jpg)
2-1. あひる如来から一言
ふむふむ、鈴虫の声を一年中聞けるお寺とは、なかなか尊いのう。
心がざわついた時も、ちりんちりんと響く虫の声に耳を澄ませば、わしらの心も自然と静まる。
仏の教えもまた、耳を澄ませることで届くものじゃ。
の写真-768x1024.jpg)
2-2. あひる如来の鈴虫寺解説
鈴虫寺(正式には華厳寺)は、京都市西京区松室山にある臨済宗の禅寺じゃ。
の写真-768x1024.jpg)
「華厳寺」という名は、お経の王と称される『華厳経』からきておる。もともとは享保8年(1723年)に鳳潭上人によって開山されたお寺で、当初は臨済宗の修行の場として整えられた。
の写真-768x1024.jpg)
ここが「鈴虫寺」と呼ばれるようになったのは、境内で一年中鈴虫の音を楽しめるように工夫されたからなんじゃ。
の写真-768x1024.jpg)
通常、鈴虫の声は秋の風物詩じゃが、このお寺では特別な環境を整え、四季を問わずその声を響かせておる。訪れる人の心を癒すための工夫じゃな。
中に入ると、100人くらいが座れる広さのお座敷に通される。そこには寿々むしと書かれたお菓子とお茶が出てくるぞ。
の写真-768x1024.jpg)
実は、この鈴虫寺では、1日に何回か、漫談師のようなお坊さんが出てきて、30分くらい、面白い話をするのを聞くことができるのじゃ。
の写真-768x1024.jpg)
鈴虫の鳴き声を聞きながら、お話を聞けるというなんとも贅沢な時間じゃ。ぜひ楽しんでくれ。
の写真-768x1024.jpg)
また、この寺で特に有名なのが「幸福地蔵さま」じゃ。日本で唯一、わらじを履いたお地蔵さまとされておる。
の写真-768x1024.jpg)
参拝者が願い事を一つだけ念じれば、お地蔵さまがわらじを履いて願いを叶えに来てくださると伝えられておる。この「一願成就」の教えは、欲張らず、一つのことを真心で願うことの大切さを説いておるのじゃ。
の写真-768x1024.jpg)
心静かに鈴虫の声を聴き、お地蔵さまに願いを託す――。まさにここは「音」と「信心」が響き合うお寺なのじゃ。高台からふと見下ろすと京都の街も見えるぞよ。
の写真-768x1024.jpg)
2-3. 鈴虫寺の歴史
鈴虫寺の正式名称は「妙音山 華厳寺」。開山は享保8年(1723年)、華厳宗の高僧・鳳潭上人によるものじゃ。当初は禅の修行道場として栄え、その後も臨済宗の教えを広める拠点となった。
「鈴虫寺」としての名が広まったのは比較的新しく、昭和の時代に入ってから。
参拝者が訪れた時、四季を通じて虫の音を楽しめるようにと、工夫が凝らされたのじゃ。
この取り組みが人々の心をとらえ、「鈴虫寺」として全国に名が知られるようになったのじゃな。
また、幸福地蔵尊の信仰も時代を超えて広まり、今では多くの人が「一願成就」を求めて参拝しておる。
歴史と工夫、そして信仰が重なり合って、今の「鈴虫寺」ができあがったというわけじゃ。
2-4. 鈴虫寺の見どころ
- 一年中聴ける鈴虫の声
- わらじを履いた幸福地蔵尊
- お抹茶とともにいただける参拝体験
- 嵐山や松尾山を望む美しい景観
2-5. あひる如来の鈴虫寺案内
ワシのおすすめは、まずは鈴虫の声をじっくり味わうことじゃ。
「ちりん、ちりん」という音色に耳を澄ませておると、煩悩が一つずつ消えていく気がするのう。
そして幸福地蔵尊の前で、願い事を一つだけ真剣に唱えてみるのじゃ。
「欲を一つに絞る」ことが、仏の教えに通じる心の修行にもなるんじゃぞ。
2-6. 鈴虫寺の御朱印
御朱印は「華厳寺」の名でいただけるぞ。
鈴虫の声とともに心に残る記念になるのじゃ。
参拝の証として大切にするとよい。

2-7. あひる如来のワンポイント
「一つを願う」ことは、実はとても難しいことじゃ。
欲張りな心を鎮めて「これだ」と思う願いを選ぶこと自体が修行。
その心の過程こそが、人生を照らす光になるのじゃよ。
3. 鈴虫寺の写真ギャラリー
の写真-768x1024.jpg)
の写真-768x1024.jpg)
4. 鈴虫寺の詳細情報
4-1. お寺の名前
鈴虫寺
(正式名称:妙音山 華厳寺)
4-2. 鈴虫寺の宗派
臨済宗
4-3. 鈴虫寺を創建した人や教祖
鳳潭上人(享保8年・1723年創建)
4-4. 鈴虫寺のご本尊
大日如来
4-5. 鈴虫寺の住所
京都市西京区松室地家町31
4-6. 鈴虫寺のアクセスと最寄駅
阪急嵐山線「松尾大社駅」から徒歩約15分。
JR京都駅から市バス・タクシーで約30〜40分。
奈良駅からは近鉄と阪急を乗り継ぎ、約1時間半。
東京駅からは新幹線で京都駅まで約2時間30分、そこからバスで40分ほど。
駐車場あり(台数に限りあり)。
4-7. 鈴虫寺の営業時間
9:00〜17:00(最終受付16:30)
4-8. 鈴虫寺の料金(拝観料など)
大人:500円(お茶・お菓子付き)
子供:300円
※障害者割引あり
※クレジットカードは利用不可
4-9. 鈴虫寺の公式サイトURLと電話番号
公式サイトURL:https://suzutera.or.jp/
Wikipedia:鈴虫寺 – Wikipedia
電話番号:075-381-3830
4-10. あひる如来の補足情報
拝観の際は必ずお話(説法)を拝聴することになるぞ。
この法話がまた、ユーモアたっぷりで心に響くと評判じゃ。
笑いながら仏の教えを学べるのも、鈴虫寺ならではの魅力じゃな。
5. 鈴虫寺にちなんだ今日の一句
鈴虫の
声にゆだねて
ひとつ願い
歩みし道も
静かに照らす
6. あひる如来から最後に一言
ほっこりしたかの?
鈴虫の声に耳を澄ませると、心のざわめきが消えていく。
「願いを一つに絞る」ことは、仏さまからの大切な学びじゃ。
日々の暮らしの中でも、何を一番に願うか考えてみるとよいぞ。
その答えが、きっとおぬしの人生を導いてくれるじゃろう。




の写真-scaled.jpg)
の写真-150x150.jpg)

の写真-485x647.png)
の写真-485x647.jpg)

の写真-485x647.jpg)
-485x647.png)
の写真-485x647.jpg)

の写真-485x647.jpg)
の写真-485x647.jpg)
の写真-485x647.jpg)
の写真-485x647.jpg)
よく来たのう。あひる如来じゃ。
ワシは京都や奈良、東京のお寺やカフェ、銭湯などを歩きながら、読者を“心の旅”へ案内しておる。
今日はのう、「鈴虫寺」と呼ばれる華厳寺を訪ねてみよう。四季を通じて鈴虫の声が響く、不思議でかわいらしいお寺なんじゃ。